ほんのわずかでもいまのキチガイな音楽業界に加担したなら、あとはともにズルズルと落ちていくだけだ。iTunes ミュージックストアにも、未来はない。いまのうちに消費者をだましてiPodを売って、儲けておくことだな。
quote:アップル社は今週、リアルネットワークス社のロブ・グレイザーCEOからオンライン音楽市場において戦術的同盟の申し出を受けたが、冷ややかな反応をしめした。グレイザーCEOは、「iPodを買ってみても曲を買える店はひとつしかない。これはいったいどういうことだ? まるでソ連じゃないか」と思うに違いないと発言した。
米国のソースフォージから追い出されてサロバー・オルグというインドのオープンソースプロジェクトサイトに移った、iTunes ミュージックストアの楽曲からプロテクトを取り除くプレイフェア・プロジェクトは(過去記事)、16日にアップルの弁護士の通知でサロバー・オルグからも駆逐された(サロバー・オルグの記事)。だが、わたしはやはり、どこかおかしいと思っている。
米国のデジタルミレニアム著作権法(DMCA)は、変だと云う人が多い。今回のソースフォージからの駆逐も、プロテクトをクラックしてDMCAに違反したからというのがその理由だ。が、ノルウェーなどいくつかの国では、私的利用のためにプロテクトを解除してでも自由に再生できる権利を認めている(WIRED NEWSの記事)。このプレイフェアとて同じことで、iTunesはマック版とウインドウズ版_しか_なく、ほかのOSでは曲を購入することも、また聴くこともできない。ウインドウズではウインアンプもAACの再生ができるようになったが、やっぱりiTunes ミュージックストアで購入した曲は聴けない。当然携帯プレイヤーもiPod以外は使えない。リナックスでDVDを再生させようとしたDeCSSと、iTunes・iPod以外でiTunes ミュージックストアの楽曲を再生させるプレイフェアに、どんな違いがあるのだろう。リアルとの提携を受け入れないのは勝手だが、消費者の正当な権利を阻害するアップルの行為は、あまりにも情けない。。
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